診療案内

顎関節症について かみ合わせと健康について

小児歯科

小児歯科とは、ただ子供の虫歯を治療するだけではありません。子供というのは、日々、心も体も成長します。この成長をふまえたうえで、小児科医は専門性をもって治療を行っています。当院では歯が生えはじめてから、永久歯に生えかわるまでを原則としています。大体、生後6ヶ月くらいから、高校生ぐらいまでです。

1歳の娘の歯は・・・

レーザー治療

歯科治療に用いるレーザー治療機の主な用途としては、虫歯の治療や歯肉の治療があげられます。歯をレーザーで削る場合、虫歯で黒く変色している部分だけに反応するので余分に歯を削る心配がありません。その他、痛みが少ない等の利点もあります。痛みに弱い方などご興味のある方は、お気軽にご相談下さい。

口腔外科

お口は消化器系の入り口であり、体の中で唯一硬組織(骨)がむき出しになり、外界にさらけでているデリケートなところです。

お口が開きにくい、開けるときに痛みがあるなどの顎関節症や、親知らず・埋伏歯による痛み、口内炎などのさまざまな粘膜の症状等の治療を行います。

親不知は抜かないとダメなの?

義歯

通常の針金と床付きの入れ歯ではなく、磁石やアタッチメント(特殊な維持装置)などを使用して、針金もなく安定の良い丈夫で小さな入れ歯を制作します。他人から見ても分かりにくい上に、装着感が良好なのでよく噛むことができます。

歯茎がさがって、かぶせものの 歯との境が黒ずんでいます。

かみ合わせと健康について

歯と健康状態は以外にも密接に結びついています。最近では、骨や筋肉の歪みが体の不調に繋がる恐れがあるとよく言われていますが、歯のかみ合わせも体の健康のバランスに関係しているのです。実は歯並びが良いからといってかみ合わせが良いというわけではないのです。上の歯と下の歯の山と谷が上手く接触する状態、つまりは顎に負担がかからない状態が一番良い形です。むし歯ひとつをとっても、患部を気にして片方でしか物を噛まないようになると顎に負担がかかり、痛みやズレが生じるっといったケースにも繋がります。そうすると体がバランスを取ろうとするので、まず首が曲がり、首の歪みは腰への歪みへと発展していき、最終的には体全体が痛くなったり、風邪をひきやすくなったり、中には視力が悪くなってしまう人もいるのです。歯の不調は、時に「頭痛」「肩こり」「腰痛」「慢性疲労」「不眠症」の原因となったりします。原因不明の体調不良は意外にも「歯の不調」から起こることが多いのです。
すべての原因がかみ合わせによるものではないにしろ、健康管理は生活習慣の中での心掛けが大切になります。

原因は?

むし歯などによって歯が抜けたまま、穴が空いたまま、欠けたままの状態になっていたり、親不知が生えてきてかみ合わせが悪くなってしまうケースもあります。日常生活の習慣が原因になることも多く、歯ぎしりがひどかったり、片側で物を噛まなかったり、寝相が悪かったりしても顎の歪みに繋がってきます。

予防&対処法は?

日常から次のような予防法を意識して肩こりなどの体の痛みを改善しましょう。

  • 片方ばかりでモノを食べずに左右交互によく噛むようにしましょう。
  • やわらかい食べ物だけでなく歯ごたえのあるものをよく噛んで食べましょう。
  • 猫背にならず背筋を伸ばして、顎を引き、美しい姿勢を心掛けましょう。
  • うつ伏せやほおずえはやめましょう。
  • 虫歯は放っておかずにすぐ治療しましょう。
  • きちんと口を閉じ、鼻で呼吸するように心掛けましょう。

治療方法は?

まず、おおもとの原因となっているものを見極め、歯1本単位で治療を行っていきます。原因にも、むし歯・歯周病・親不知などの他に、歯の詰め物の成分が合わないこともあるので、それぞれに合わせて、基本治療(むし歯治療・歯周病治療・親不知の抜歯)、歯科素材アレルギー治療、かみ合わせ診断・治療を行っていきます。

治療期間は?

かみ合わせのズレの大きさや症状によって違って来るので詳しくはお問い合わせ下さい。

顎関節症について

「小学5年の娘が時々、朝起きたときや運動の最中に顎(あご)が口が開かなくなったり、口の開け閉め時にカクカク音がしたりします。生活にそれほど支障はないのですが、心配です。どんなことに注意したらいいでしょうか?」こんな疑問の声がありました。
【顎(がく)関節症】最近良く耳にする言葉ですが、成長期に特に症状が現れやすいとされています。顎の関節そのものに原因があるためで、噛(か)み合わせの異常や顎を動かす筋肉の問題から来るもの、外傷から発症するケース、強い歯軋(はぎし)りや精神的ストレスが原因の場合もあり、それぞれの原因が複合した結果起こる場合もあり、中には原因不明ということもあります。多くは朝、口が開かず、顎が痛いという違和感で気が付きます。両側性と片側性とありますが、無痛性の場合も少なくありません。口を開けるとき顎が「カクッ」と引っかかるということも多いようです。思春期を過ぎるころ、いつの間にか痛みがなくなることも少なくありません。しかし、中年になってからひどく痛み出すこともあります。顎関節症が最も多いのは20代の女性というデータもあります。

歯科の中ではどこが専門?

ひとくちに歯科といっても、専門診療科をご存知ない方もいらっしゃると思いますのでご説明致します。歯科臨床科には、補綴科、保存科、口腔外科、矯正科、麻酔科、小児歯科等があります。この中で顎関節症は保存科以外の科で治療されています(わりと新しい病気なので各科で治療研究がなされました)。歯科を標榜している診療所は、上記の矯正科と小児科以外の科は全て含みますので、顎関節症の治療は放置せず、開業歯科医院に行って一度診てもらって下さい。

原因は?

歯ぎしり・食いしばりが原因になることもあります。就寝中に出ることの多い習慣(癖)ですが、昼・夜を問わず、いつでも現れる可能性があります。朝起きた時に、顎や顔がだるかったり、痛みを感じるようなケースに当てはまる場合が多いでしょう。これはストレスが大きな原因になっていることが多く、「わたしは歯ぎしりなんて、絶対してない」「歯ぎしりしてるって、誰にも言われたこと無い」と思っていらっしゃる方が大半かと思います。実際にそう言われる患者さんも多いのですが・・・ 。実は、歯ぎしりをしていない人の方が珍しいと言えるくらい、みなさんしていることなのです。特に、仕事が忙しい時や、心配事が多い時、体調が悪い時など、イライラすることが多いと体も強くストレスを感じて、いつもより多く歯ぎしりや食いしばりをしてしまいます。季節の変わり目や、受験シーズンなども、要注意かもしれません。
顎関節症になる原因にも色々あり、1つの原因だけでなく、複合した結果ということも少なくないです。治療していくうちに、違う症状が出てくることもありますし、症状が出たり直ったりと繰り返すこともあります。噛み合せが悪いだけで、歯の神経が死んでしまうこともあるのです。また、歯周病の進行にも、大きく関係している場合があります。もし、眼が覚めたときに顎が痛かったり、虫歯でもないのに歯がしみたり、痛みが出たりした場合には、すぐに歯科医院に行くことをお勧めします。

治療方法は?

治療方法に関しては、痛みがひどい時は薬を飲みます。噛み合わせを調整したり、マウスピースを噛んだりの保存療法がほとんどです。まれにひどいケースで矯正や手術が必要となることもあります。

治療期間は?

治療期間は1〜2週間で治る人もいれば数年かかる人もいます。しかし、大体は3〜6ヶ月を目安に考えるとよいでしょう。

顎関節症の症状はどういうもの?

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治療期間は1〜2週間で治る人もいれば数年かかる人もいます。しかし、大体は3〜6ヶ月を目安に考えればよいでしょう。

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さらに変形が強く起こった場合、変形した間接円板を下顎頭がくぐり抜けられなくなる。このとき、顎が大きく開かなくなる。